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ブランド寿司

ブライアン ゴールドマン


寿司は僕の大好物である。大袈裟だと思われるかもしれないけれども、毎日寿司が食べればいいなと思うほど好きである。去年の夏、東京でインターシップをした時、一週間の中で寿司を7回ぐらい食べたこともあった。

上司は寿司が大好きである僕のことを思って、二つの最高級握り寿司の店に連れて行ってくれた。一つ目はホテルオークラにある名店の久兵衛であった。もう一つ目は赤坂の小さくて暗くい裏道にあり、すし屋だと分からずに階段を下りていくようなところである。

言うまでもなく、両方の店が出している寿司はとても美味しかったが、雰囲気とスタイルは違うように感じた。

まず雰囲気の話からする。久兵衛の長いカウンター席に座っており、伝統的な寿司屋の仕事分けが見れた。長いカウンターなので、数名の板前さんがいた。握る役やネタを切る役に分けられていた。歴史のあるホテルの中にある伝統の店なので、空気を吸うと少し豪奢な感じがした。もしかして、今晩、有名人のお客さんか政治家のお客さんもいたりして〜と思わせる店である。

一方、赤坂にある店のカウンターは久兵衛のカウンターより断然短く、そしてそのカウンターの後ろにたった一人の雰囲気がある板前さんが立っていた。店内は小さかったが、きれいな木で作られており、暖かさが満ちていた。最高級店ではあるものの、中の雰囲気は十分に落ち着けるというものだった。

店のスタイルも異なった。久兵衛が出しているネタはものすごくきれいであったが、186センチで約84キロの僕には多少物足りない感じをしてしまった。目の前に立っていた板前さんが丁寧で、僕らの注文をやさしく聞いてくれたのだけれども、やっぱり豪奢の店の板前さんは少し堅苦しく感じられた。

一方、赤坂の店で僕ら以外にほかのお客さんがいたにもかかわらず、板前さんお客一人一人に対する心配りの暖かさを感じた。僕は寿司を食べる度に、必ずに板前さんからの軽い視線を感じた。しかしながら、それは決して僕を不愉快にするものではなく、僕がそのネタをどう思っているのか、そのネタが好きなら、次はこれも勧めてみたいなど思っている板前さんの視線であった。そして、まったく気づかれないように、自家製ガリをそっと置いてくれたり、酒をいっぱい注いでくれたりした。彼のプロぶりに心から関心した。

去年の夏まで僕はあういう最高級の寿司屋さんに行ったことがなかった。だが、寿司にもブランドがあると気づいた。バッグに例えると、とても有名なエルメスのバッグを持ち歩きたい人もいるし、小さい会社が丁寧に手作りしてあるバッグを持ち歩きたい人もいるだろう。どちらかと言うと、僕は後者に含まれる。

久兵衛のブランド力は吸っている空気まで感じられるほどすごいと思う。だけれども、小さい所にあり、暖かい環境で僕の反応までを気づかれないように観察し、丁寧にネタを考えてくれたり、勧めたりする板前さんがいる店の方が僕の好みには合っている。

 問題はこれからなのである。上司に紹介してくれた赤坂の小さい店がてとも気に入っているけれども、僕の行き着けの店になれない。何故かというと、僕が見つけ出した店ではなく、あくまでも上司に紹介してくれた所だからである。

そして、半分冗談だけれども、赤坂にある店に行くとその店が大好きな上司にばったり会う可能性もあるだろう。特別の記念日で彼女と寿司を食べようと思ったりし、赤坂にあるおいしい店知っているよと見栄張り、結局上司の接待に邪魔してしまったらまずいだろう?

バッグの話に戻ると、自分が発見する話は同じだと思う。有名ではなくても、きれいに作ってあるバッグを友達に紹介してくれて持ち歩くことになったら、べつにおかしくない。だけれども、自分でたまたま見つけ出し、気に入り、持つことになった方が充実感をするし、満足するだろう。自分のと呼んでもいいすし屋を見つけるまで、たまには赤坂にある店に行く。

話している店は赤坂のどこにあるだろうかと読者の皆さんが思っているだろう。ブームになってしまい、あそこに満ちている暖かさがブランドに負けてしまい、とても忙しくなってしまって、堅苦しい雰囲気の店になるのを避けるため、残念ながらお教えできない。

ブランド意識はバッグなどの商品に限っていなく、食べ物にも当てはまるのは面白い。寿司のブランド意識の研究をもう少しやりながら、今度、うどんの世界にもブランド意識があるか挑戦してみよう。